ピニトール

ピニトールとは主に乾燥地帯を原産とする植物に含まれる天然の物質です。インドでは昔からブーゲンビリアを糖尿病の薬として使っていたようですが、このブーゲンビリアに含まれるピニトールが効果を発揮していたのでしょう。

ピニトールの働き

私たちが食べ物から摂ったブドウ糖はエネルギーに変えられて利用されますが、その過程にはいろいろな物質が関わっています。その中でもGLUT4という糖輸送担体4の働きはとても大きくて、このGLUT4がきちんと働かないと糖尿病の発症につながると言われています。

ピニトールにはこのGLUT4の働きを促進するという作用があるんです。


GLUT4とは

ブドウ糖をエネルギーに変えるためには、まず血液中のブドウ糖を細胞に取り込まなければなりません。簡単な流れはこんな感じです。

①インスリンが細胞の表面にあるインスリン受容体と結合

②細胞内にあるGLUT4が細胞膜上へ移動

③GLUT4がブドウ糖を取り込む

④インスリンがインスリン受容体から離れると、GLUT4は細胞の内部へ戻る

GLUT4は糖輸送担体とも呼ばれていますが、ブドウ糖の運び屋と考えるとわかりやすいですね。ブドウ糖を利用するにはインスリンももちろん大事なのですが、GLUT4も重要な働きをしていることがわかりますよね。

もしGLUT4がきちんと働かなかったら、ブドウ糖は細胞内に取り込まれることなくいつまでも血液中にあふれ出ていて、高血糖の状態がつづいてしまいます。血糖コントロールをするのにGLUT4の活性化は欠かせません。

GLUT4を活性化する方法として運動があります。有酸素運動や筋トレをするとAMPキナーゼという体内酵素が刺激され、GLUT4が活性化されます。するとインスリンとは関係なくブドウ糖を細胞内に取り込んでくれるんです。だから運動をすると血糖値が下がるんですね。病院でも血糖値を下げるには運動をしなさい!と言われるのはこのためです。

血糖値を下げるためにする運動は1日150キロカロリーほどが目安と言われています。意外と少ないなぁと思いがちですが、ウォーキングなら30~40分、軽いジョギングなら20分、平泳ぎなら10分です。これを毎日続けるとなるとけっこう大変ではないですか?3日以上間をあけてしまうと効果がなくなってしまうのでとにかく続けることが重要なんです。

もちろん運動もしたほうが良いのですが、同時にGLUT4を活性化してくれるピニトールを摂取すればより効果的です。

ピニトールはどうやって摂る?

ピニトールを含む食品はそれほど多くありません。大豆製品(きなこや豆乳)やルイボスティー、銀杏、アイスプラントなどです。ただどれもそれほどたくさん含んでいるわけではないので、十分な量を摂取するとなると毎日たくさん食べなければなりません。

例えば豆乳だったら800ml、大豆なら500粒、ルイボスティなら100杯、アイスプラントなら250g。この量を毎日なんて無理ですよね!ちなみに納豆にはほとんどピニトールは含まれていないのだそう。納豆菌がピニトールを分解してしまうからなんだとか。この食品の中で普段の食事に一番取り入れやすいのは納豆かな~と思っていたのですが・・・。

そうなるとやはりサプリメントを利用するのが一番手っ取り早いですね。>>>ピニトールが摂れるサプリメントで血糖値対策!

アイスプラントって知っていますか

iceplant
ピニトールを摂取できるサプリにも使用されているのがアイスプラントという野菜です。100gあたり大豆の8.5倍、ルイボスティの30倍ものピニトールを含んでいると言われています。

乾燥に強い植物で、表面についたプツプツが水滴のように見えるんです。プツプツの中にはミネラルなどが含まれているのだそう。味は少ししょっぱくてシャリシャリとした食感が変わっていて面白いです。クセがないので食べやすいですし、どんな料理にも意外と合います。

ただまだどこのスーパーでも売っているわけではありませんし、値段もけっこう高い(200~300円)ので、毎日250gを食べるのは無理がありますね。自宅で栽培している人もいるようですが・・・。

ちなみにピニトールにはこんな作用もあるんです

ピニトールにはGLUT4を活性化させて、血糖値を下げる作用のほかにも、多嚢胞性卵巣症候群を改善したり、運動機能の向上、肝臓の抗酸化作用の向上、代謝の促進、白内障の予防などの作用があると言われています。

とくに多嚢胞性卵巣症候群は不妊の原因にもなるといわれているので、妊活をしている女性にとってもうれしい成分なんですね。


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