血糖値が高い時の症状

健康な人でも食事をしたあとは血糖値が上がります。とくに炭水化物を食べた後は上がりやすいです。炭水化物を食べたあとの血糖値は140mg/dlほどです。そこから更に急上昇してしまうと体にさまざまな症状があわられてきます。

高血糖の症状

200mg/dl前後
血糖値は高めですが、まだ自覚症状はありません。
300~400mg/dl
尿の量が増える、のどの渇き、嘔吐、疲れやすい
500mg/dl以上
吐き気、嘔吐、意識が遠のく、昏睡

高血糖の状態が続くと、やがて糖尿病へと進行してしてしまいます。


なぜこのような症状がでるのか?

尿の量が増える

高血糖のために尿の量が増えるのは浸透圧によるものなんです。

細胞は細胞膜に包まれているのですが、水などの小さな分子は通し、タンパク質のような大きな分子は通過させません。通過させないためのものを半透膜といい、この半透膜をはさんで濃度の違う液体があると、濃度が同じになるように水分が移動します。この時にかかる圧力が浸透圧。昔、理科で習いましたよね。

血液中の糖が多くなると、この浸透圧によって細胞内の水分が血液中に移動します。そして細胞内の水分が少なくなって脱水症状が引き起こされます。
細胞の水分が血液に

血糖値が高いと、尿を作る過程で水分の再吸収が抑えられてしまい、どんどん尿として排泄されてしまいます。細胞から血液、尿へと水分は流れでていってしまうのです。

通常、1日の尿の量は1000~2000mlほど。それが3000ml以上に増えると「多尿」といい、血糖値が高いのではと疑います。

のどが乾く

のどが乾く 高血糖
上記のように、高血糖だと最終的に尿としてどんどん水分が体の中から出て行ってしまうので、脱水症状になりやすいです。そのためのどが乾いてたくさんの水分を欲するようになります。

トイレに行くのが面倒だからと水分をひかえてしまうと、重い脱水症状を起こして危険な状態になってしまうことも。糖尿病の人や疑わしい人は水分を多めにとるようにしてください。ただ、清涼飲料水など糖分を含んだものはNG。お水が一番です。

疲れやすい

高血糖の状態とはブドウ糖をエネルギーに変えることができないために起こっている状態。エネルギー不足のために体がだるかったり、疲れやすくなったりします。

やる気が起きない、ずっと寝ていたい、朝、布団から抜け出せない・・・などを感じていたらもしかしたら血糖値が高いのかもしれません。
血糖値が高いのかも
もし、炭水化物を食べたあとに眠くなってしまうあなたは、酵素サプリを試してみても良いと思います。酵素の力で炭水化物を分解してみましょう。

炭水化物が早く分解されると消化に力を使わなくなるので、エネルギー不足が起こりにくくなります。
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ブドウ糖をエネルギーに変えられない状況が続くと、体はブドウ糖ではなく、脂肪をエネルギーとして使うようになります。そのため食べても食べても体重が増えない、やせてくるのであれば糖尿病がかなり進行していると思われます。すぐに病院を受診して治療をはじめてください。

消化器のトラブル

高血糖 便秘
高血糖の状態がつづいていると神経障害がおきてきます。自律神経の働きが乱れると消化器の働きにも影響が出ます。消化器の働きが乱れ、胸焼けや便秘(脱水症状になりやすいのも原因)、下痢、嘔吐、腹痛などの症状がでます。

高血糖にともなう昏睡

急激に血糖値が上がると昏睡状態に陥ってしまうこともあり、生命の危機もあるのですぐに医師に連絡をしなくてはいけません。

高浸透圧高血糖症候群

高血糖ですと、細胞から血液へ、そして尿へと水分が出ていってしまうので脱水症状が起こりやすいということは説明しましたね。

もともと高血糖で脱水症状気味の人が(とくに高齢者に多い)感染症にかかって熱をだしたり、下痢や嘔吐をするとさらに脱水症状がすすみます。

脱水症状が進むと脳細胞に影響を及ぼしてけいれんなどの発作がでます。重症化すると昏睡状態に。輸液による水分補給などで治療をしなければなりません。

糖尿病ケトアシドーシス

もともとインスリンをつくる能力が低くインスリン注射に頼っている場合、インスリンが切れてしまった時の発作として知られています。高血糖なのに治療もせず放っておいて、血糖値がすごく高くなってしまった時でもおこります。
血糖値が高くなった

インスリンが不足してしまうとブドウ糖をエネルギーに変えることができません。健康な人であれば過激なダイエットなどでブドウ糖が足りなくなっても、代わりにグリコーゲンなどを利用します。

インスリン注射などに頼っている人はエネルギーをえるために脂肪を分解して利用します。この時に体内にケトン体という物質がたくさんできます。

ケトン体の量が増えると血液が酸性に傾きます。この状態をアシドーシスといいます。通常血液は弱アルカリ性なのですが、酸性に傾くと意識障害がでて、昏睡におちいります。

ペットボトル症候群と呼ばれる急性の糖尿病でもこのケトアシドーシスの症状を発症してしまう人もいます。スポーツドリンクなどの清涼飲料水をたくさん飲み続けることで高血糖を引き起こしてしまうんです。

市販されている清涼飲料水の中にはかなり多い糖質が含まれています。およそ100mlあたり10gほど。さっぱりしていると思われるスポーツドリンクにも100mlあたり6gの糖分がはいっていますから、それらを水代わりにガブガブ飲んでいたら、糖分の過剰摂取になることはまちがいないですよね。

ペットボトル症候群になってしまう人は若い人が多いですが、最近は高齢者にも多い傾向があります。とくに夏の暑い時期に脱水症状にならないためにスポーツドリンクを飲ませることが原因です。水分補給の際には糖分のとりすぎに十分気をつけましょう。


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